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交通事故での後遺障害「むち打ち」 | 子供高齢者交通事故防止マニュアル

交通事故後遺障害「むち打ち(頚椎捻挫)」

1|むち打ちとは?

むち打ちは、正式な診断名ではなく、医学的な診断名は「外傷性頸部症候群」「頚椎捻挫」といいます。

一般的な呼び方では「むち打ち症」と呼ばれています。

むち打ちの上位の障害で、脊髄損傷と言われるものがありますが、これは頚椎、いわゆる首の骨を大きく損傷してしまう事を言います。

これによって、首の骨を骨折したり、神経を損傷してしまうと、手や足の麻痺が起こり、動かなくなってしまったり、最終的には寝たきりになってしまうなどの恐ろしい後遺症です。

むち打ちはこの障害の前段階ともなる場合があり、細かく検査をしないで放っておくと、気づいた時には、突然体が動かなくなり、取り返しのつかない事になりかねません。

尚、統計上では、むち打ちは女性に多いという結果が出ています。

これは、女性の方が男性に比べて、骨や筋肉が弱く、衝撃に弱いためです。

さらに高齢者の方となると、若いころに比べて、骨や筋肉が弱ってくるので、むち打ちになる確率が増加しますので、注意が必要です。

2|むち打ちはどんな交通事故の場合に発症する?

むち打ちは、交通事故の際、車対車の事故であれば、後ろから追突された時に、運転席、助手席に関わらず、追突した衝撃で、首が前方に、まるで鞭を打つかのような状態になり、その時に頚椎(首の部分)を強く痛めたり、反動で戻ってきたときにぶつけてしまったりする事で発症します。

車の速度は速い程、その衝撃は増しますが、時速10km~20kmのような低速で追突された時にも発症する可能性があります。

したがって、低速で追突し、特に痛みも無く、正常であると思っていても、検査をしなくていいということにはなりません。

どんな状態であれ、交通事故に遭った時は症状の大小に関わらず、必ず病院での検査を行いましょう。

むち打ち(頚椎捻挫)等で、神経根障害が疑われる場合に、スパーリングテストが実施されることがあります。

また、追突だけではなく、車が自転車に追突して、自転車が横転した時に、乗っている人が受身を取った時に、頭部付近を打ってしまった。

そういう場合であってもむち打ちになる可能性があります。

3|むち打ちの症状

むち打ちの具体的な症状としては、耳鳴り、頭痛、めまい、吐き気、食欲不振、首筋の痛み、背中の痛み、肩のこり、顔面のしびれなどが挙げられます。

ただし、この症状が出るのは、交通事故に遭ったその日からではなく、次の日以降から発症します。

さらに、手足のしびれや、体を動かす事に不自由を感じたら、通院先の医師に、症状を細かく伝えましょう。

その上で精密な検査をすることが大事です。

これによって後遺障害等級認定がとれるかどうかが決まってしまいます。

等級認定がとれないと、保険だけでなく、示談金が大幅に減少するなどのデメリットがありますので、現在の症状はハッキリ伝えましょう。

また、精密な検査についても、レントゲンは当然ながら、MRI(体内の状態を断面で撮影すること)の検査も行い、自分が今どういう状態であるのかを認識しておきましょう。

4|交通事故でむち打ちと診断された時の後遺障害等級認定

交通事故に遭い、病院での精密な検査を行った結果、むち打ちを診断された時の後遺障害等級認定をとるにはどうすればいいでしょうか?

それにはまず病院への通院をすることが前提となります。

少なくとも最下級の14級をとるには、具体的に以下のような点が重要になります。

  1. 通院歴が6ヶ月以上
  2. 実通院日数が月平均で7回以上
  3. 通院期間中に4週間以上、通院を中断させないこと

むち打ちで後遺障害等級認定がとれるかどうかは、交通事故事案に精通した弁護士を選ぶことはもちろん、それを立証することができる医学知識豊富な弁護士に相談することが大事です。

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